赤城山の好奇心旺盛なおじさんの日常生活は如何に?写真をクリックすると大きくなります。


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カテゴリ:読書日記( 13 )

一夢庵風流記

【一夢庵風流記】読売新聞社刊 隆 慶一郎 作

なんとも痛快で鮮烈な戦国時代人物伝であった。
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名古屋のnobさんから、原作者の名前を聞き、他の本を借りようと図書館に出向いたのだが、残念な事に当該の本はなくこの本を借りて来た。
もう数十年前の話しになるが、子供のころに心踊らせて、真田十勇士などの講談奇談を読んだ頃を思い起こさせた。
違うのは、筆者の主人公前田慶次郎への愛情の深さが、その人物を生き生きと描き、時の絶対権力におもねる事なく自らの、かぶきもの、としての生きざまを鮮烈に蘇らせてくれた。

名前は知っていてもそれが、どんな人物でどんな人生を生きたのかは知らない歴史上の人物は数多い。
歴史が勝者の側からの記述が主流であるがため、敗者や、勝者の側に組みしなかった人物に関しては矮小化され、過った先入観を植え付けられている事も多い。
私にとって、そんな歴史上の人物感を一気に塗り替える小説となるかも知れない。

かぶき者としての人生を捨て、親友の誘いに乗って、遠く山形の領地へ旅立つ日の四条河原での、かぶき者として最後を踊り狂って見せる場面では、図らずも頬を濡らしてしまった。

爽やか、剛胆、単純にして複雑。
何と表現すれば良いのか大いに迷う人物。前田慶次郎。
その痛快な人生潭です。
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by deadfreak | 2005-03-10 20:01 | 読書日記

激震

【激震】 ジェイムズ・ダレッサンドロ著 菊池よしみ訳 早川書房刊

 この本の作者は、1948年オハイオ州クリーブランド出身で、ヒッチハイクでサンフランシスコへ行き、友人の紹介でケン・キージーの牧場を訪れ、彼の知遇を得て、当時のシスコのビート詩人達と交流を深め、キージーやウイリアム・バーロウ、ギンズバーグ、などとサンタクルーズでポエム・リーディングの会を始めるなど、ビートニク、ヒッピー系統の流れを組む人だそうだ。
 作者自身が後書きで、キージーのいない世界は面白みの無い世界になった、と語っているほどだから、交流は深かったのだと推測する。
 だったら、きっと【グレイトフル・デッド】の面々とも交流があるに違いない、とはデッド好きの勝手な思い込みではある。

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 さて、物語は1906年5月、サン・フランシスコ大地震をはさんだ数日間に展開される。
 スタンフォード大学を卒業したハンターは、親の反対を押し切ってSF市警の巡査に奉職する。 ハンターの家は代々の警察官一家で、父親はSF市警の副本部長として市民の尊敬を集めている。
 しかし、代々の警察官一家と言う家業とも言える職業に次男のハンターが就く事に反対する。 当時のSFは、悪徳弁護士と彼の傀儡市長、警察本部長や上院議員など少数のボス達が牛耳る腐敗した行政下にあった。
ハンターの父親と数人の協力者がこれらの悪徳ボス連の汚職を暴こうとするのだが、道半ばにして、父親は倒れる。
 ハンターは大学で得た知識を使い、兄や従兄弟達とともに、巨悪に立ち向かう。
 折しも、1906年4月18日午前5時13分。未曾有の大地震がSFを襲う。
マグニチュード8・3とも言われた大地震は、SFの街に壊滅的な被害を与え、更に3日間続いた業火は、街の85%の建物を焼き付くした。
 そんな地獄絵の中で、若き警察官達と巨悪達との血みどろの戦いが繰り広げられる。

 作者は、ハリウッドで脚本を書いていたりした経歴があるせいか、じしんや大火災の描写、戦い倒れて行く人々の描写、どれをとっても見事に描き切っていて、第1級のスペクタクルに仕上げている。
 すでに、映画化が計画されていて、【タイタニック】を凌ぐスペクタクル映画となるようだ。
監督は【レイン・マン】などのバリー.レビンソンが予定されていると言う。
たのしみなことだ。 
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by deadfreak | 2005-01-16 20:56 | 読書日記

01ー01ー00

ゼロワンーゼロワンーゼロゼロ R・J・ピネイロ 鹿野和彦訳 アーティストハウス刊

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21世紀に入ってまる4年、2000年代に入って5年目を迎える今年。
タイトルは、コンピュータ言語と2000年1月1日をかけたもので、本の内容はいわゆるミレニアム関連の小説、と言えば一番分かりやすいだろうか?

ハッカーの攻撃に起因する交通事故で、最愛の夫と娘を無くした女性コンピュータ学者は、その持てる知能でハッカー退治の仕事をFBIでしているが、復讐を果たした今、生きる望みを失いつつある。
2000年の千年期を迎えた1999年12月13日。世界中のコンピュータが同時にフリーズしてしまうと言う大事件が起こった。
自殺寸前だった彼女はFBIに呼び出され、フリーズの原因を調査するように命令を受ける。

コンピュータと言う最新ハイテクの話しと、壮大な古代文明とがリンクしながら、舞台は中部アメリカのジャングルへと移って行く。

こう書いていると以前読んだ【LINK】という小説を思いだしたが、こちらはコンピュータの命令に使われる2進法の0と1という数字や、プログラムが大きな物語の要素になっている。
数年前のパソコンを始める前だったら、少しも分からなかったであろうパソコンの事やプログラムの事が、完全には理解出来ないまでも、かなりの部分で理解出来るようになっているので、この小説は面白かった。

舞台をジャングルに移してからの展開は、それこそ、インディ・ジョーンズ物語りそのものだった。
小説の結末で示されるイメージは、甘い!とも思うけれど、こういう結末を信じたい自分がいる事も確かである。
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by deadfreak | 2005-01-11 01:06 | 読書日記

レディ・ボス

レディ・ボス 上・下 ジャッキー・コリンズ著 田辺亜木訳 集英社刊

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読書をする事ってどんな意味、意義があるんだろう?
子供のころ学校の先生に本を沢山読んで、人生について考えなさい。そう言われた事があった。
その頃は、世界の偉人(と言われている人たち)の伝記を読んだりしていた。
湯川秀樹博士の伝記を読んで、読書感想文を書いたら、その小学校の代表とかで県の読書感想文コンクール、みたいなものに出品されたらしい。
そして、その時、どう言う訳か優秀賞とかを貰ったそうで、あれよあれよと言う間に、その感想文を、全校集会かなんかで読まされる事になった。
野球がしたかったのに、私だけ居残りさせられて、自分の書いた感想文を読む練習をさせられて、ある日の全校集会で読まされた。
日頃の悪餓鬼振りを知っている先生も、幼友達達も神妙な顔をして聞いていた。
何ごとも飾らない男気ある生きざま=川筋気質と言うものに幼いながらも憧れていた私は、この時のなんとも優等生的良い子な振りを演じるのが、嫌で嫌で仕方なかった事を憶えている。
この一連の動きは、当時の私には全く無関係に計画され、先生達の型にはまった優等生を演ずると言う計画にそって実行されたと、いまだに思っている。(笑)。
そんな事があってから、読書感想文など書くものかと思っていた私がこうして、読書日記と言うか、感想を書いているのだからいい加減なものである。

中学校、高校の頃は、世界の古典と言われるものを、学校の図書館や町の図書館から借りて、読みあさったものである。
私が一番好きだったのは、夏目漱石で次が島崎藤村だった。

やがて、社会人となって、夜間大学などに通うようになる頃は、世の中が騒々しくなっていて、ご多聞に洩れず私もその騒々しさの真只中にいた。
その頃は、いわゆる世界の哲学なんかに興味が移り、あれこれ読みふけったが、自分は哲学、などと言う分野には向いていないと判断。
時事問題や、社会問題を扱った本なども手当りしだい読みまくり、果ては、電車の中吊り広告まで読んでいる自分に気がついた。
何かしら、活字を読んでいないと落ち着けない気分になってしまっている自分に。

青年期に一番深く傾倒していたのが、高橋和己の一連の小説だった。
そして、宗教関連の本なども乱読し、自分の生き方論的内外の本をを読みあさり、ここ30年ほどは、軽い物語・小説ばかりを読んでいる。
最近、一番嫌いな本が、HowTO物で、次に嫌いなものが、時勢にのっかって、世界の事象・事件・動きを自分の都合の良いように書いている本だ。
訳知り顔な解説本は、人生も晩年に入りつつある私には必要が無くなっている。
これからは、もう一度、宗教関係に戻って行くのかな?と言う予感があるにせよ、いまは、ただただ、三文小説に没頭する毎日だ。

そんな中でも、この本は本当にくだらないハリウッド内幕本的小説だった。
私には、そのくだらなさ、阿呆らしさがたまらなく好きなんだけどな。
読書の中から何かを得る、という本の読み方をする人には当然、お勧めできるはずもない。
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by deadfreak | 2005-01-11 00:42 | 読書日記

海賊オッカムの至宝

海賊オッカムの至宝 ダグラス・プレストン他 宮脇孝雄 訳 講談社刊

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 アメリカの東海岸には、色々な海賊の隠し宝伝説が沢山あって、これまでもそれらの伝説をテーマにした色々な小説を読んできた。
 この小説もそう言った宝島伝説の物語です。 
アメリカのメーン州の寂れた漁村の沖合いにひっそりと存在するノコギリ島。17世紀の大海賊レッド・ネッド・オッカムの秘宝が隠されている、と言う。
 以来、宝探しに見入られた数多くの挑戦者が、ノコギリ島の宝探しに挑戦するがことごとく、失敗し、命を奪われたものさえ数知れない。
 主人公で、島の所有者の元に、ある日キャプテンと名乗るカリスマ性を漂わせる男がやってくる。
 現代のハイテク、資材を総動員して宝探しをしたいと言う。 主人公は幼い頃、兄と二人で島へ渡り、兄は海賊の仕掛けた罠にはまり行方不明となってしまった体験がある。
 それがトラウマとなって、島はおろか成長後ふる里へさえ近づかなかった主人公ははたして許可を出すのだが、自分も発掘隊の医者として参加する事を条件とする。
 海賊が捉えた17世紀の天才建築家。海賊の首領=オッカムは、建築家を使って宝を隠す。建築家は自分を捉えた海賊に復讐するために数々の罠を仕掛けていた。
 現代のハイテクが秘宝の在り処を暴くのか、はたまた、17世紀の建築家の罠が宝を守り抜くのか?
 海千山千の男達が、欲望をむき出しにした戦いが開始されて行く。

海賊の隠した秘宝の中に、スペイン王が海賊討伐のために用いた【オルサンクの剣】と言う物が含まれていて、これがタイトルの中の【至宝】と言う事になっている。
 この至宝の正体が、物語に重要な役割を果たしているのだが、医者である主人公が物語の終盤までその正体に気付かなかったのは、私には不可解だった。

なにはともあれ、冒険小説としては、映画【インディ・ジョーンズ】シリーズを見ているようで面白い小説だった。
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by deadfreak | 2005-01-10 11:46 | 読書日記

クライム・ゼロ

【クライム・ゼロ】 マイクル・コーディ著 内田昌之訳 徳間書店

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世界の凶悪犯罪の80%以上は、男性が犯人だそうだ。
その男性犯罪者が、生まれつき引き継いでいる遺伝子によって、必然的に犯罪者になる、と主張する女性遺伝科学者の研究を、利用して、女性FBI長官が、世界中の男性に対して、遺伝子操作による改造を計る、と言う近未来小説。

ヒト・ゲノムの解読によって、遺伝子の操作が可能になる、のかどうか私には分からないが、最近の遺伝子技術を利用した農産物の生産などを見ると可能なんだろう。

もし、人の性質が遺伝子のみで決定されるのなら、私は、私に染み付いている貧乏神がつき易い性格、性質を追放してもらいたいと思うのだが、、、。
冗談はさておいて、為政者の、それもたった一人の思惑で、遺伝子操作が行われるのは、なんとも恐ろしい事ではある。
古くは、ナチスのユダヤ人虐殺も、広い意味でこんな恐ろしい事と同根なんだろう。

みんな違ってみんな良い、と言う社会が一番健全だと思うし、犯罪はないにこした事はないけれど、男性の遺伝子にその問題が含まれているから、男性全てを抹殺しよう、なドと言う事は小説の中だけで終わりにしてもらいたいものだ(笑)。

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by deadfreak | 2004-10-28 13:12 | 読書日記

雪嵐

【雪嵐】 ダン・シモンズ著 嶋田洋一訳 早川書房

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ダン・シモンズのハード・ボイルド=ジョー・クルツ、シリーズ第2弾。
ニューヨーク州極寒のバファローを舞台に、元私立探偵、マフィア、連続殺人鬼、入り乱れてのノン・ストップ・ハード・アクションが展開される。
一気に読まされた。

作中、主人公と秘書の会話に面白い部分があった。
秘書が読んでいる本を見て、12年前も(主人公は12年間服役し、出所したばかり)その本読んでなかったか?
朝鮮戦争にしている探偵は60過ぎてるはずだけど、まだ元気にしていて1年に1冊出てるのよ。
おもしろいのか?
もうだめね、探偵の彼女が傲慢でアバズレなの、おまけに犬も飼っているのよ。
ダメだと思うなら何で読んでるん?
いつか、探偵が目を覚まして、女と犬を始末してくれるんじゃないか、ッて期待してるのよ。

大笑いしてしまった。
ボストンの名探偵、スペンサー・シリーズの事だけど、パーカーの生み出した名キャラクターに対して、正統派(?)ハード・ボイルドな主人公を生み出したダン・シモンズの揶揄が表明されていたからだ。

この本の主人公は、元妻を殺されて、その敵討ちをした結果、12年間服役して、生涯探偵免許を取れなくなってしまい、刑務所で同房だったマフィアの跡取り息子から命を狙われる境遇にある。
まさにハード・ボイルドの典型のようなタフな暮しをしているがゆえに、その秘書の感想は、当らずしも遠からず、と言う感じがしないまでもない。

連続殺人犯、汚職警察官、マフィア、自分の娘を虐待した男の始末を一気に片付けてしまうお手並みが痛快である。


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by deadfreak | 2004-10-28 12:49 | 読書日記

影に潜む

【影に潜む】 ロバート・B.パーカー著 菊地光訳 早川書房

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ロバート・B.パーカーのジェッシイ署長シリーズの最新刊だ。
と言っても、スペンサー・シリーズに及ぶべくもないまだ4巻目の物語です。

ボストン近郊の小さな街の警察署長、ジェッシイはアル中を克服しようと奮闘中。離婚の痛手を癒すため、西海岸のロスから東海岸のパラダイスへやって来た。
小さな街で怒った今回の事件は、無差別銃撃事件。被害者の中には、ジェッシイと親しい弁護士も含まれていた。
早くに犯人を特定するが、確たる証拠も無くジェッシイ自らが標的となって犯人に肉迫して行く。

パーカーの描き出す主人公は、誰もが自信満々で、男臭く、見ようによっては傲慢に思えるのだが、私は好きだ。

連続銃撃事件の捜査にあたって、スペンサー・シリーズの登場人物の一人である、州警察殺人課の警部も登上。
ボストン近郊とあって、いつの日か、スペンサーとジェッシイが共同で事件解決に関わる日も近いのでは無いだろうか?

パーカーの著作は安定して楽しめる。
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by deadfreak | 2004-10-28 12:12 | 読書日記

読書の秋


写真、左から
鋼 HARDCASEダン・シモンズ著 嶋田洋一訳 早川書房刊
この作者は【ダーウィンの剃刀】の作者です。
典型的なハードボイルド・スタイルで、刑務所を出所したばかりの元私立探偵が、同房だったマフィアのボスの息子から頼まれて、父親を訪ねるところから物語が始まります。
利権をめぐるギャング同志の争いに、単身挑む主人公。そのからくりは?

ニューヨーク州北部の街・カナダ国境に近いバッファローの寒々とした描写。アクション満載の読み物で、楽しめました。


最後の声ピーター・ラブゼイ著 山本やよい訳 早川書房刊
イギリスの有名なダイヤモンド警視シリーズの中の一冊と言う事ですが、私は知らなかったです。
イギリスはミステリーの本場、と言う事になっているそうですが、不勉強結え、このシリーズは読んだ事はありません。
殺人課の警視、ダイヤモンドの愛妻が射殺された。 その捜査から外され、犯人と疑われた警視の必死の捜査が続く。
遺された妻の手帳になぞの名前が記入されている。
捜索は、お互いの過去へと遡って行くが、、、、
ジョー・マーチャントはどこにいるジミー・バフェット著 芝山幹郎訳 文芸春秋刊
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by deadfreak | 2004-09-12 15:06 | 読書日記

チャーム・スクール

【チャームスクール】ネルソン・デミル 文芸文庫



 私は、文庫本はあんまり好きじゃありません。 その理由はと言うと、他愛無い事ですが、本読むと言う事は、ささやかな贅沢だと思っています。
そのささやかな贅沢を満足させるには、文庫本と言う、いかにも機能主義的な本の在り様では、いかにも情けない、と感ずるからです。
 学生のころは文庫本を楽しんでいましたが、あれから30年以上、この種の本は読まないようにしていました(笑)。
 図書館で本を選んでいる時、最後の一冊を何にするか迷って、ふと文庫本のコーナーを見たら、まっ先に目に飛び込んで来たのが ネルソン・デミルの名前でした。 久しぶりに手にした文庫本でした。
 将軍の娘・ゴールドコースト・プラムアイランド・などなどこの作家の本は粒ぞろいの作品ばかりで、お気に入りの作家の一人です。
 
 チャーム・スクールはいわゆるスパイ者です。
 ソ連が崩壊する数年前のモスクワアメリカ大使館の駐在空軍武官あてに、トランザムと言うもっともアメリカらしい自動車でソ連国内を旅行している若者から電話が入るところから物語が始まります。
 若者は、自分の車でソ連を旅行すると言う、当時では無謀とも思える旅をしていて、見てはならぬものを見た事からKGBによる、拉致>殺害されてしまう。
 事件を隠ぺいするKGB。 CIAの高官や、文か事業部の恋人と協力して真相を暴こうとする空軍大佐。

 物語の時代は既に過去のものとなってしまった冷戦時代。 お決まりのスパイ合戦と言ってしまえばそれまでですが、今と言う時代にあって、私達日本人に大きな話題となっている、北朝鮮に寄る日本人拉致事件。
 この物語を読んでいて拉致事件を考えざるをえませんでした。 全体主義国家に寄る拉致事件と、一方では、自由主義、民主主義を標榜するアメリカと言う国家。
 そのはざまにあって、個人の命、存在感はどんなものなのか?
スパイ小説と言う読み物でありながら、奇妙なリアリティをもって私に考えさせてくれる内容でした。

それにしても、文庫本で出版するか、単行本で出版するか、と言う決定の仕方の基準はなんなのだろうか?
 
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by deadfreak | 2004-08-06 00:52 | 読書日記